2025年4月、パチンコやオンラインカジノの実況配信で知られていたYouTuber「わんわん」こと古川若菜さんが、著作権法違反の疑いにより逮捕され、大きな話題となりました。
彼女は視聴者との距離が近く、リアクション豊かな配信スタイルでファンの心を掴んでいた存在です。しかし今回の逮捕により、彼女が発信していたYouTubeやSNSの活動に大きな注目が集まっています。
この記事では、逮捕の背景にある問題点や、YouTubeチャンネル「わんわん」の実態、現在のSNSの状況、そして古川さんの人物像や今後の展望について、わかりやすく整理してお届けします。
古川若菜の逮捕が話題に。どんな違反をした?

2025年4月8日、岡山県警は古川若菜容疑者(29歳)を著作権法違反の疑いで逮捕しました。
彼女はYouTube上で「わんわん」という名前で活動しており、主にパチンコやオンラインカジノのプレイ動画を投稿していました。
問題となったのは、2023年8月から9月の間に投稿された動画です。
古川容疑者は、日本のパチンコメーカー2社が作った映像を、許可を取らずに使用して動画を作成していました。
これは「著作権」を守らなければいけないルールに違反しています。
また、動画の内容は、海外のオンラインカジノ「K8」を宣伝するようなものでした。
警察は、彼女がこのカジノ会社からお金をもらって動画を配信していた可能性もあると見て調べを進めています。
YouTubeチャンネル「わんわん」の特徴
チャンネルの内容と人気の理由
古川容疑者が運営していた「わんわん」というチャンネルは、登録者が約1.7万人、総再生回数は800万回以上にもなっていました。彼女は約670本もの動画を投稿していて、活動はとても活発でした。
主な動画の内容は以下の通りです:
- 実際にパチンコをプレイしてみた動画
- オンラインカジノ「K8」のプレイ実況
- ギャンブルで勝ったときの演出や編集が加えられた動画
- オンラインカジノを始めたい人向けのトークや解説
これらの動画は、明るいトークやリアクション、臨場感のある編集によって、多くの視聴者に支持されていました。
SNSアカウントの現状と調査
SNSの変化と現在の状況
古川容疑者は、YouTubeの活動に加えて、InstagramやX(旧Twitter)など、さまざまなSNSを通じて情報を発信していたとみられています。
- Instagram:不明
- X(旧Twitter):@wanwan11ko
これらのSNSは、視聴者との距離を縮めるための大切な手段であり、ファンにとっては彼女の活動を知る重要な情報源となっていました。
しかし、逮捕後は状況が一変しました。
報道や視聴者の証言によると、多くのSNSアカウントが削除されたり非公開設定になったとのことです。とくに「古川若菜」や「わんわん」といった名義で運用されていたアカウントは、現在は確認が困難な状態となっており、意図的にネット上の痕跡を減らした可能性も考えられます。
YouTubeチャンネルの今
「わんわん」のメインチャンネルでは、逮捕後に多くの動画が削除されました。
- チャンネル自体は削除されておらず、今も存在しています。
YouTube:@wanwan1ko - 視聴履歴や保存リストから、いくつかの動画は引き続き再生できるとの声もあります。
また、サブチャンネルについては、すべての動画が削除されたわけではないようです。
中には現在でも視聴可能なものがあり、視それらを通じて過去の雰囲気を見て取ることができます。
👉@wanwan1kosub
ただし、どちらのチャンネルも新しい動画の投稿は止まっており、今後の更新再開は見込めない状況と見られています。
古川若菜の人物像に迫る

どんなYouTuberだったの?
古川容疑者は、視聴者との距離が近く、親しみやすい雰囲気が特徴のYouTuberでした。
動画の中では、素直な感情表現や自然体なやりとりが多く、視聴者から親しまれていたようです。
彼女の特徴としては、
- 明るく自然な笑顔
- 驚いたり喜んだりする素直なリアクション
- ギャンブルの緊張感や楽しさを、そのまま動画で伝えるスタイル
- カメラ越しでも伝わる表情の豊かさや声の抑揚
視聴者は、ただゲームのプレイを見るだけでなく、彼女の反応そのものを楽しんでいたという声もあります。
過去の動画で話をしていた内容
彼女が過去に動画で話していた言葉には、次のようなものがあります。
- 「500円ベットで5000ドル出したことある」
- 「1ヶ月で700万円負けたことない、私」
- 「オンカジ始めたのがコロナ禍くらいで、そこからズブズブにハマった」
これらの発言は、ギャンブルのリアルさや刺激的な側面を強調するもので、ネットニュースでも取り上げられています。
特に「ズブズブにハマった」という表現には、ギャンブルの中毒性やリスクもにじんでおり、一部の視聴者からは共感や心配の声が寄せられる場面もありました。
こうした言葉づかいや話し方が、彼女のコンテンツに独自の魅力を生み出していたといえるでしょう。
今後の展開と影響
YouTube活動への影響は?
今回の逮捕により、彼女のYouTube活動は大きな打撃を受けています。
広告収入が止まったり、チャンネルが停止される可能性もあるため、今後の配信活動の継続は難しいと考えられます。
今後の見通しはどうなる?
今後は、警察や裁判所の判断によって処分が決まることになります。もし違反が重いと判断された場合、さらに重い罰が科されることもあります。
この事件は、動画配信者やインフルエンサーにとって「著作権」や「法律」を守る大切さをあらためて考えるきっかけとなっています。
まとめ
古川若菜容疑者の逮捕は、動画配信を行う人たちが守るべきルールやマナーの重要性を改めて世の中に示しました。動画を楽しく見てもらうための工夫や努力の裏には、きちんとした著作権の確認や、関係する法律の理解が必要です。
とくに今回のように、他社が制作した映像を使用する場合には、そのコンテンツの権利者に対する敬意と手続きを欠かしてはならないということを、多くの人が考えさせられる出来事でした。
今では中高生から大人まで、誰もがスマホ一つでYouTubeやSNSを通じて発信ができる時代です。だからこそ、自分が発信する情報や使う素材について正しく理解し、ルールを守ることが求められます。
安心してインターネットを使い、健全な動画文化を楽しむためにも、私たち一人ひとりが「知っておくべきこと」「やってはいけないこと」をきちんと意識していくことが大切です。